最大の弱点は

部屋の片づけをしていて、1枚のメモ書きが出てきた。そこには、

「試験で恥ずかしいと思うのは自分だけ、
 他人はあなたのことに、何も感心なんで持っていないものです。
 そして、ダメだった時に「あ~あダメだった!」と言える
 大人にになること、成長することが大事。
 心が涙を流しているのは自分が一番わかっているから」

パソコンの指導をしていて、「講習修了が近づいたころにはみなさんに検定試験を受けて貰いますよ!」と話していた。

もちろん全員合格するわけではないけれど、みんな目標を持つと「合格したい!」「資格を取りたい!」という気持ちが湧きおこり努力をし、上達もする。初めの頃10分で10文字ぐらいしか打てなかったような子たちがタッチタイピングできるようになり試験に挑戦していく。

個人の成績で受かる受からないが決まるのに、あの人には負けたくないとか競争意識が出て来たり、それがしばらくすると「一緒に頑張ろうね!」と助け合い、勉強も教え合ったりするような仲間意識が芽生えてくるのだから不思議なものだ。授業の後に残ってパソコンのキーをポチポチ打っている同じ目標に向かっている同志となるからだろう。

ただ直前になると今度は「私だけ落ちたらどうしよう」、「恥ずかしい」という気持ちが湧きおこり「試験を受けたくない」と言い出すのがいつものパターン。

最初から検定なんて受けないと決めている人もいた。別に無理強いはしない。でも成績は頭打ちでどんどん他の努力している人たちに抜かれていった。そしてだいたい「私も受ければよかった。あの人より私の方が上手だったのに」なんて言い出す始末。いろんな人の姿を見て来た。ある意味人間ウォッチング、勉強になった。

偉そうにこんなことを言ってきたり書いたりしている自分だけれど、私もその後受けていない資格試験などもある。テキストが積読状態になって古くなってしまったものも。締め切りや試験日があって追い詰められて勉強するのが自分には合っているのかもしれない。

期日が決まった試験に挑戦するということは、それに向かって努力をし、その知識や技能を習得することが重要な事であって本当は資格が取れる取れないは二の次だとどこかでわかってはいる。学ぶことが大切だと。でもね、受けるからには受かりたいし。

いやいやそんなメモが出てきて、自分の中でもちょっと引っかかっていた時にテレビでエジソンの言葉を紹介していてハッとさせられた、

「 私たちの最大の弱点は、あきらめることにある。 成功するのに最も確 実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」と。

またやってみようかな。

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