11月18日 「飛耳長目」と「長目飛耳」
今朝の信濃毎日新聞を見ていたら「飛耳長目」と記されていた。
あれ?「長目飛耳」じゃなかったかしら?と調べてみたら同じ意味だった。
「飛耳長目」は、昔のことや遠くにあることを見聞きすることという意味の熟語ですが。
転じて知識を広めるための書物、情報収集能力が優れていることなどの意味がある。
改めて調べてみると、語源は、中国の戦国時代から漢代までに書かれた「管子」の「九守第五十五」で、
「九守」には君主が守るべき9項目の教訓という意味。
その8項目目に、「君主が民衆の情報を参用することについて」という記述があり、その詳細として「一に曰く長目。二に曰く飛耳。三に曰く樹明」という説明がある。
この長目と飛耳を並べて、長目飛耳という四字熟語になった。
長目は遠くまでよく見通すことのできる目。飛耳は遠くの音や声を聴くことが出来る耳という意味。
入社式や公式の場で使われることが多い言葉なので社会人ならば知っておいた方がいいよね~!