9月17日 仲秋の名月に想いを馳せる 

お月様ご覧になりましたか?
すごーく大きくて綺麗なお月さまでしたよねぇ~!夕方は!

友人からの連絡では…
酒田 雲に隠れて見えず
札幌 はっきり見えてるよぉ~
福岡 こちらもはっきり!
千葉 ま~んまるお月様です!
現在の長野は、雲が出てきちゃって顔を出したり隠れたりしております。

上りたてのお月様はすごーく大きく見えるけれど、空高くあがってしまうと小さくなりますよね~!

ところで、日本では月にいるのはウサギですが、国によっていろいろみたいですよ。

・餅をつくウサギ(日本と韓国)
・ろば(中南米)
・ワニ(北アメリカインディアン、インド)
・吠えるライオン(アラビア)
・髪の長い女性(東ヨーロッパ、北アメリカ)
・女性が編み物(インドネシア)
・カニ(ヨーロッパ)
・本を読むおばあさん(北ヨーロッパ)
中には、
・悪行の報いとして幽閉された男の姿(オランダ)
というのもあるそうです。

よく調べた人もいるもんだ!と感心してしまいました。

実は「月うさぎ伝説」というのがあるのを知っていますか?「今昔物語」の中に収められているそうなので、いつかきちんと読んでみたいと思います。

こんな悲しいお話です。


『昔、あるところにうさぎときつねとさるがおりました。ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。

さるは木の実を、きつねは魚をとってきましたが、うさぎは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。

そこで悩んだうさぎは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げたのです。

実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様。帝釈天は、そんなうさぎを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたのです。』


これは、仏教説話からきているお話だそうです。
一般的にはここまでで終わりなのですが…


なぜうさぎは月の中で餅をついているのでしょうか?
「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか「うさぎが食べ物に困らないように」という説がありますが、中秋の名月が豊穣祝いであることを考えると、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められているようですよ。

さて、夜も更けてまいりました。
秋の夜風に当たりながら仲秋の名月に私はどんな思いを馳せましょう。

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