10月25日 「Chef(シェフ)」
ロスの一流レストランの総料理長はツイッターで人気評論家と大舌戦。騒動の挙句に仕事を失い故郷に帰ると、食べた人を笑顔にする絶品の移動販売を始める。
というのは映画の話なんですけどね。
以前にも観たことがあるのを忘れてもう一度観てしまいました。まあ途中で気が付いたんですけど、面白さに引き込まれて最後まで視聴した次第です。
息子も一緒にスタート時の準備に関わり、手伝ってくれた人たちに無料でキューバサンドを配るシーン。「ちゃんと見ていろよ、焦がすなよ!」と言われていたのに焦がしてしまい。それでもそれを提供しようとしたシーンで。
息子「焼けた」
父「焦げてるぞ」
息子「どうせタダだよ」
父「ちょっと来い。よく考えろ、料理は退屈か?
息子「楽しい」
父「パパにとっちゃ、人生最高の喜びだ。パパは立派な人間じゃない。いい夫でも、いい父親でもない。でも料理は上手い」
息子 うなずく
父「お前にそれを伝えたいんだ。お客さんが笑顔になると、パパも元気になる。お前もきっとそうだ。」
息子「はい、シェフ」
父「あのサンド出すか?」
息子「出しません」
父「さすが俺の息子だ」
うーん、まずは自分は大したものではないんだけれどと、自分の立ち位置を高いところに置かないようにしている。
そして息子を怒ったりせず、共感を持たせるような話に持って行っている。
息子が自ら理解をし、反省をしたならばちゃんと褒めてあげる。
これがなかなかできないことなのよねぇ~!
全体の中の2/3当たりのところ、この辺がこの映画の見所かな?
あとは売るためのノーハウだったり、技術的なことなどほんと勉強になることばかり。
以前見た時には面白い映画だなぁ、子どもとの関りがいいなぁ~!ぐらいにしか考えていなかったけれど、立場も変わり自分がお店をやるようになってから見たら全然違う風にみえてくるんだから不思議!
この作品の監督ジョン・ファヴローは食べることが大好きなようだし、シェフのロイ・チョイと二人で食の世界を探求する「ザ・シェフ・ショー(だから料理は楽しい)も覗いてみよう。
お店でのお料理の参考になるといいな。