9月24日 「的を射る」と「的を得る」
皆さんはどちらの方を使っていらっしゃいますか?
「的を射る」ですか?「的を得る」でしょうか?
「的を射る(まとをいる)」はその行為のことではなく「物事の肝心な点を確実にとらえること」という意味でつかわれる言葉です。
話し言葉の中で「的を得る」が同じように使われていますが、実は広辞苑には出ていません。
「的を得る」という言い方も慣用的に使われるようになってはいますが、理解していて「的を射る」が使えるとカッコいいですよね。
実はそれと似た言葉で、社会人はみんな知っている「稟議書(りんぎしょ)」(=自分の権限では決められない事案について、社内で回覧して承認を得るための書類)ですが。
今でこそ「稟議書(りんぎしょ)」と読むことが普通になっていますけど、正しくは「稟議書(ひんぎしょ)」といいます。
「りんぎしょ」という人が多くなって、そちらが主になった言葉の一つなんですよ~!
そのうち「的を射る」も「的を得る」になってくるかもしれませんね。